えん、エン、縁 そして『en』
『円』でも『¥』ありません。お金じゃなくてオランダ語のお話。
オランダ語は、英語とドイツ語の「あいの子」とか「まんなか」などと比喩されることがあります。要するに英語に似た部分とドイツ語に似た部分を持ち合わせてるということです。
僕はドイツ語はまったくわからないのでドイツ語とこの類似点はまったくわからないのですが、英語との類似点は勉強していて似てると感じることは多くあります。
その類似点の一つに
school とか is in のように英語と同じスペルで意味・意味合いが同じなのに発音が違う言葉があることがあります。
それともう一つ。
複数形です。英語では語尾に「S」をつけて複数形にしますよね?オランダ語も一部の言葉ですが、語尾に「S」をつけて複数形にすることがあります。その多くは外来語がそのままオランダ語になったものが多いようです。
では、一般的な複数形はというと、語尾に「en」(エンと発音する)をつけるのです。
例えば、boek (本) は複数形にすると boeken になります。
そう、オランダ語では複数は「en」をつけるんです。
一個しかなかったものが二個以上になると「en」をつけるんです。
わたしのほかにあなたが増える…。
一つだったものが二つになる…。
自分自身の他に相手ができる…自身と他者ができる。
二つ以上あるのでそこには自ずと繋がり・関係性ができてきますね。
そういう「繋がり」とか「関係性がある」ということを日本語では「えん」といいますよね。
「縁」があるから「en」と書いて、複数を示す。
偶然かもしれませんが、
日本語とオランダ語にそんなロマンチック(?)なことを感じた『国王の日』でした。
※よろしかったら 座布団一枚!!お願いします(笑)
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